遅くなってしまいましたが、昨年2017年の光熱費のまとめを書いてみます。
我が家の仕様の詳細はKERO House 仕様 を御覧ください。
簡単に書くと
- 高気密(C=0.5)、高断熱(Q=1.2)住宅 (※Q値は素人計算)
- 太陽光パネル搭載(パネル6.48kW、パワコン5.9kW、余剰売電)
- 東京電力オール電化契約
- 蓄電池(レンタル 5.53kWh 月2900円(税抜))
って感じの家です。
2015年3月から住んでますので、1月から12月というまとめ方をすると年間まとめは2回目になります。
昨年のまとめはこちらになります。

まずは年間の電気代を出してみましょう。
もちろん単位は円です。
東電というのは東京電力からの購入した電気費用です。実際に支払った費用ですね。
これは太陽光発電の自家消費分もありますので実際の使用分よりも少なくなります。
この費用を持って安いでしょ!って言うのは間違ってます。太陽光をどれだけ載せているかで全然違ってきますからね。
例えば7月8月。赤いグラフは大きめですが、青は少なめ。これは冷房で電気使ってますが、日中の冷房なのでほとんど太陽光で補ってるからこういう形になるってことです。
ってことで、この東電費用が85,514円
HEMSってのが本来かかってるはずの電気代です。
つまり、使用電力に時間帯別の電気代を乗じ、さらに基本料やら割り引きやら燃料調整費やらを計算した太陽光発電が無かったとしたら請求されるはずっていう費用を算出したものになります。
これが127,681円
次は使用量です。
燃料調整費の変動が大きく、費用だけで比べても比較にならない場合もあるので、実際の使用量で比較してみます。
使用電力量に加えて発電量も出してみました。
発電量が使用電力量を上回っていれば、いわゆるゼロエネになります。
年間トータルでは余裕で上回っていますが、月で見ると12月、1月が下回ってしまいました。夏よりも冬のほうがエネルギーが必要ってことです。暖房に加えてお湯を沸かすエコキュートが冬の負担のほうが大きいですからね。
発電は2016年の8257kWhよりもかなり増えました。降水量が減って日照時間が延びてるんで、まぁ当然の結果でしょうか。
ちなみにパネル6.48kWなので、パネル1kWあたりの年間発電量は1367kWhということになります。
次は買電量、売電量です。
実際に東京電力から買った電力量、売った電力量になります。
差分(1920kWh)は先と一緒です。つまり、発電のうち1920kWhを自己消費したってことになります。
購入費用としては一番最初に示した様に85,514円ですが、
売電による収入は我が家の場合単価37円なので272,050円になります。
まぁ実際には確定申告で税を取られるのでもう少し儲けとしては下がりますが、10年以内でもとは取れそうです。
時間帯別割合
さて、電化上手という深夜電力が安い代わりに昼間(夏はさらに)が高くなる料金形態で契約してますので、割合が気になります。
エコキュートや蓄熱型床暖房などは安い深夜料金前提の設備ですからね。
左は実際に使用した電力。右が購入した電力。
昼の購入分が圧倒的に少なくなってますね。これは太陽光発電の自家消費分と蓄電池の効果です。
朝晩が少なくなっているのも同様に太陽光と蓄電池の効果。
夜間でも若干減ってるのは朝7時までの間のわずかな発電の積み重ねです。
使用割合
最後は電気の使用割合ですね。何に一番使っているのか?
左が使用電力量に基づいたグラフ。右が費用に基づいたグラフ。
費用は純粋に電力量に時間帯別の電気料金を乗じただけで算出してます。
冷蔵庫+αってのは、冷蔵庫のあるエリアの電力が都合でうまく測定できないので推定になってますのでここの信頼度は低いですね。
一番使っているのは冷暖房です。ただ、床暖房は深夜電力なので費用としては2番めに落ちます。
冷蔵庫も古いから電気食うだけで新しいのにしたらもう少し省エネになるはず。
もう12年使ってるんで、そろそろ壊れるはず。型落ちで安いのを物色中です。
というわけで我が家の年間電気代としては85,514円
ただ、これは太陽光発電で賄った部分がはいってますので、実際は127,681円
ってことになります。
加えて2900円×1.08×12=37,584円の蓄電池レンタル料も含めないといけませんね。
確か以前の計算では蓄電池はレンタル料金分のメリットはなかったはず。つまり損をしているってことになります。ただこれは災害時のためのエネルギー源としての保険の意味もあるわけです。
10年のレンタル終了後はどうするのかは未定ですけどね。
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