ちょっとだけ涼しくなりましたね。
このまま涼しくなって欲しいですが、まだ8月ですから無理でしょうねぇ。。。
涼しくなってしまったんですが、暑さ対策で床冷房を試しているところです。
これは後日また書いてみます。
さて、今回はエアコンの使い方について考えてみました。
要は、つけっ放しがいいのか、不要なときはOFFがいいのか?ってことです。
エアコンは電源ON直後が電気代が一番かかると聞きます。温度を下げるのにフル運転するからですね。
で、設定温度に達したら後は維持するだけなので消費電力は抑えられる。
なので、つけっ放しのほうが電気代が安くなると聞きます。
でも、何に比べて?ってのが今ひとつ曖昧です。
極端に言ったら1時間だけしか家にいない人でもお得なの?
1時間だけ外出する人に対してはどうなのか?
他にも家の広さ、性能、エアコンの性能、設定温度、等々色々なファクターがあるでしょう。
それに電気料金体系も色々なプランで変わってきます。
全ての条件においてつけっ放しがお得とはいえないでしょう。
ちょうど7月のHEMSデータもまとめたことなので、我が家のデータを使ってちょっと考えてみることにしました。
7月に入ってからはほとんど毎日エアコンを使ってます。
我が家の2階のエアコンはダイキンのうるさら7 AN63RRP-Wです。
あえて型落ちの2014年モデルを買ってます。
2015年となると倍くらい値段が違いましたし、性能差は価格差ほどは全然なさそうだったので良い買い物をしたのかとは思っています。
性能としては、冷房能力6.3kWの20帖モデル。APFは5.8。
これで20帖のLDKと4帖のワークルーム。1帖の廊下を賄ってます。加えて吹き抜けを介して小屋裏へつながってますのでそちらにも流れていきます。
高断熱な家ということでエアコン性能的には足りていますが、形状的に一つのエアコンで賄うのは大変みたいです。
展開図を切り貼りして2階の断面図を作ってみました。
赤く塗った左端(南側)のリビングの壁にエアコンがついてます。
壁を青く塗ってみました。途中|となっている壁はシンク前の腰壁&コンロ前はフルに壁っていう意味です。
つまるところ↓こういうことです。
まず上の小屋裏。
エアコンは上方に向かって風を出すようには普通は作られていませんので、この位置関係だと小屋裏まで直接風がいきません。
加えて冷気は下に降りるものですしね。
なので、普段は小屋裏はちょっと暑いと感じます。
勾配天井に付けているシーリングファンを上向きに回すと小屋裏に風が行くようになり小屋裏が涼しくなります。
ただ、シーリングファンは下向きにしてリビングに居る自分に風があたる方が夏は心地よいのでほとんど下向きにしています。
まぁ小屋裏は今は殆ど使ってないのでとりあえずはこのままでいいかなって思ってます。
将来的に小屋裏を使うようになった際にはシーリングファン上向きで撹拌するか、小屋裏に別途取り付けたエアコンを使うかどちらかにしようかとは思ってます。
また、エアコンから一番遠い北側にあるキッチン。
ここもなかなか風が行きにくい。特に料理中はコンロ周りが暑くなることが多いですからそこに風を当てたいんです。
エアコン自体にサーキュレーションモードがありはするんですが、コンロ前は壁だし、キッチン前は腰壁があるんで、なかなか難しく、別途サーキュレーターを使うことも多いです。
と言っても、この間取りで配置するにはこのエアコン位置が妥当なところでしょうか?
でも、エアコン=リビングという固定観念で考えてしまってますが、エアコンは冬よりも夏利用がメインと考えるとわざわざ夏に暑くなりやすい南のリビングに配置するよりは北に設置してリビングを狙って吹かした方が良かったのかもしれません。
すると、室外機が北に行くことで効率も良くなるだろうし、バルコニーも広くなる。
そういう家って見たことないけど、なにか問題があるのかな?キッチンの臭いが付きやすいとか?
まぁ今更変更はできませんから深く考えないようにします。
と、話がそれましたが、エアコンです。
このエアコンには高温防止機能があり、室温が33℃以上もしくは28℃&高湿状態になったら勝手に冷房運転を開始します。
当初はこれをONにしてたので、朝起きた時、また帰宅時は稼働していることが多くありました。
さすがに33℃以上にはなってないとは思うのですが、おそらく28、29℃位で高湿状態になってるのかと思います。
HEMSデータを見る限り、日中でも夜中でもほぼずっとついているようです。
実質的な24時間空調になっているのかもしれません。
でも、お昼は不在なので止めていた方が安いかも?って、あえて高温防止機能を切って、18時~6時までのタイマー運転にしてみて、どっちが得なのか?って思った次第です。
高温防止機能を切った際には、5時ON7時過ぎOFF、帰宅前の18時ON寝る時OFFとかにしたりもしてます。
でも、このエアコンタイマー2個設定できないから完全自動化出来ず不便です。
寝室に付けた富士通はこれより安いけど出来るのに。。。
で、比較すると言っても、なかなか同一条件で比べるのが難しいです。
外の気温が違うと必要なエアコンのパワーも違ってくるはずですからね。
うちの地域での気象データを見ると
7月21日(火) と7月22日(水)が平均気温、最高気温、最低気温共に似通っていました。
加えてどちらも平日ということで、使用形態としてはほぼ同一条件と言っていいでしょうか。
また、偶然にもこの21日と22日でエアコンの設定を変えており、21日は日中電源OFF。22日は24時間稼働状態になってましたので比較には絶好のデータです。
ただ、エアコンの温度設定まで一緒だったかは定かではありません。
それに24時間稼働というのは私がONしたままってわけじゃなくて、エアコンが持っている高温防止機能で高温になったら勝手にエアコンが稼働するという機能を使っていてたまたまお昼にほとんどついていたようです。
でも人がいないとエコ運転になるらしいので、24時間同じ設定で動いているわけじゃありませんし、1時間単位のHEMSデータを見ているのでひょっとしたら15分だけ止まっていたとかあるかもしれませんので、完璧な比較とも言えないかもしれません。
とはいえ、参考にはなるかなと思いますので計算してみました。
まず使用電力でみてみます。
7月21日はON/OFF 7時台までは使用しており19時台に帰ってくるまでOFFですね。
0~2時で差があるのは前日からの使い方の問題ですし、6時台の差も考えないほうがいいでしょう。
とすると、朝の7時から24時で比較するのが良いのかと思います。
7/21は7時台にOFFにして、19時台にON。7/22はずっとON。そして21時にはどちらもほぼ同じ温度になっています。
この7時~24時の積算の比較がいいでしょう。
しかし、このデータを見る限り我が家の場合、お昼でも28℃の維持に大体0.1kWh使う必要があるみたいです。
100W程度で済むってすごい気がします。100Wって以前の家でのシーリングライト1個分。冷蔵庫の約半分でもあります。
さて、比較ですが、
OFFにした7/21 2.37kWh
常時ONの7/22 2.17kWh
と、0.2kWhの差です。
1割ほど常時ONの方が少なくすんでます。
今度は使用電気料金でみてみます。
特にうちのような電化上手という時間帯別の電気代の差があるような電気料形態だと、電気使用量と電気代は比例しませんからね。
クソ高いお昼の電気使用量の差が効いてくることになります。
グラフではそこまで差は感じませんかね。
こちらも7時~24時で積算してみます。
OFFにした7/21 46.6円
常時ONの7/22 53.4円
と、逆転してしかも1割以上の6.8円も常時ONの方が高くなりました。
つまり、
確かに電気使用量は常時ONの方が少ない。
でも電気代は常時ONの方が高くなる。
※ただし電化上手の場合でお昼にOFFする時と比較した場合
ということでしょうか。
ほんとは、ほら!常時ONでも高くないんだよって言いたかったんですが、そういう結果になりませんでした。(^^;
でも、この位の差であれば、家に帰った時の快適性、お留守番をしている文鳥さんの快適性を考えれば常時ONというか高温防止機能ONにしてあげようとも思います。
先日のクソ暑かった日。お昼のエアコン切ってた時に夕方帰ったら部屋が30℃になってたそうなので、それはあまりにも文鳥さんがかわいそう。
ただ、常時ONだとエアコンの寿命が縮むとも聞きます。基本は通算稼働時間に比例しそうですからね。
あきらかに寿命が縮むのならその償却分も費用計算に入れないといけなくなります。
でもでも、エアコンって春、秋はあんまり使わないし、冬は床暖房をメインで使いますので、夏の3ヶ月程度はフル運転としても通算ではそんなに変わらないような気もしますね。
ちなみに、これは家の性能、エアコンの性能、ON/OFFの回数、ON/OFFにする時間、設定温度、電気料金体系等の条件で結果が変わってくるかと思いますので、このまま結果を鵜呑みにしないでください。あくまでも我が家のリビングでの結果です。
ひょっとしたら今の7月よりもっと暑い8月だと違う結果がでるのかもしれませんしね。
また、気が向いたら比較してみたいと思います。
コメント