時代はサブスクです。
ゲームも音楽もなんでもサブスクですね。
Amazonプライム会員とかもサブスクですね。
最近では車もサブスクはじまってますね。
そんな感じで流行ってるのかと思いますが、食べ物系は失敗してるところが多いかな。牛角とか。
で、住宅もサブスクです。
あれ?昔からある賃貸ってサブスク?
サブスクと言えなくもないですが、今頃でいう住宅系のサブスクってのは定額料金で住むところを比較的自由に変えられたりするサービスのことを言うようですね。
で、今回は太陽光発電のサブスクです。
今から住宅を建てようか!って人にはかなり気になるんじゃないでしょうか。売電価格も安くなってますしね。設置すべきかどうか?
だったらサブスクも考えてみましょう。
先日シャープさんの新築住宅向け定額制の「COCORO POWER」っていうサービスを開始っていうニュースを見かけたのでちょっと損得勘定を考えてみました。
このサービスを簡単に言うと、
初期費用ゼロ円で太陽光パネルや蓄電池を設置してくれます。
で、それで発電した電気は定額で使い放題!っていうサービスです。
結論を言うと意外とお得なんじゃないかな!ってな結果となりました。
まずプランですが太陽光だけのプランと太陽光+蓄電池のプランがあります。
今回は計算が簡単な太陽光だけのプラン(ソーラープラン)で検討してみます。
・太陽光発電システムが発電した電気を使い放題
・140kWh/月までの系統電力からの電気を追加料金無しで使用可能
・10年後太陽光発電システムはお客様へ無償で譲渡
・基本料金 月8800円(ガス併用)、月9900円(オール電化)
・140kWhを超えた系統電力からの電気使用量は25.85円/kWh
費用は地域によって変わります(関西が少し安い)
今回の試算では東京電力エリアでオール電化での場合の計算をしてみます。
その前にサービスでの太陽光パネルの容量がわかりません。
これは家や屋根形状によって違うので各家庭に合わせたサイズとなるのかな?
とりあえずWebにのっている試算条件が太陽光発電設置容量6kWとなっており、我が家のパネル6.48kW、パワコン5.9kWとほぼ同じかと思いますので、我が家のデータそのまま使ってもある程度の精度は出そうです。
ちなみに、
再生可能エネルギー発電促進賦課金および燃料費調整額は別途かかるとのことなので今回の比較計算からは省いてます。
用いるデータは我が家の2020年のデータです。
ざっとこんな感じです。
1年間合計で7326kWh使っています。
そのうち、太陽光で賄った部分もありますので、
東京電力から購入した電力は5561kWh
売電した電力は6083kWh
これを COCORO POWER 契約の場合で計算してみます。
計算方法としては、我が家の購入量から140kWhを引いた電力を購入したとして計算しています。基本料金はオール電化の9900円で。
年間の電気代が約22万円となります。
では、今度は普通にパネルを取り付け東京電力で支払った場合を計算します。
ここで我が家の費用をそのまま用いないのは、売電価格が違うのと電化上手というプランがすでに契約できないということからです。
なので、スマートライフLの10kVA契約。売電価格は2021年の19円/kWhを用います。
電化上手の昼間、朝晩、深夜という3区分をスマートライフでの2区分に計算しなおします。
ちょっと強引ですが、深夜の電力をスマートライフの夜間へ、それ以外の昼間、朝晩をスマートライフの日中に使ったとして費用を計算します。
電気代が年間約14万円。売電費用が約11.5万円。
差し引きすると約2.3万円の出費となります。
つまり、10年間で見ると
COCORO POWERは220万円の電気代
自前で設置の場合は23万円の電気代
ということで、差額は197万円。
COCORO POWERの方は10年間で197万円多く払うことになります。
ですが、太陽光パネルの設置代は入っていませんので、自前で設置に対して6kWhを197万以下で設置できるかどうか?ということになります。
最近の相場は良く知らないのでネットでちょこっと見てみましたけど、この6kWh200万というのは結構微妙な価格のようです。
とはいえ、我が家は昼間はあんまり電気を使わない生活スタイル
2020年はテレワークで家にいることが多かったとはいえ少ないほうでしょう。
とすると、
昼間にガンガン電気を使う家庭になればなるほどCOCORO POWERのお得度は増えるってことになりますかね。
加えて10年間は自分のものではないので故障時の対応は行ってくれるんでしょう。
他に収入があったら、太陽光の売電にも税金がかかりますし、確定申告の手間もいりますし、何より200万の設置費用を住宅ローンにいれちゃうと利子もかかります。
と考えると結構お得なんじゃないの?って結論になるんじゃないかなって思います。
ただ、おすすめしにくい点があるとしたら、
10年待たずに家を売却等したい場合とか、
蓄電池、EV用充電器など当社の指定する一部の設備および機器を使用することはできません。
とあるので、将来的に蓄電池やEV車を買った時の充電はできるの?できないの?とか
の不明点はあります。
ここら辺はどうなるのかわからないのでしっかりと調べてから契約を検討してみてください。
まぁ前者はそうはないでしょうが、後者の蓄電池はともかくEV車は今後10年以内には間違いなく普及してるとは思うので要注意ですね。
そこら辺がクリアになればお勧めできるんじゃないでしょうか?
ただ、ちゃんと計算してみてくださいね。
私の計算に間違いがあったらごめんなさい。
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