J社の担当の設計士Mさんは、私より年配っぽいけど、腰が低く柔軟に対応してくれる。
最初の提示のプランに我々が気に入ってないのを察してくれたかのようなその後の対応。
話もしやすく、意図をくみ取ってくれて非常にやりやすい。
なので、次の打ち合わせに備えて、我々の希望をより具体的に、そして費用の正確性をあげるため、間取りを真剣に考えてみた。
北側斜線のおかげで高さ制限にひっかかるとのことなので、まずはきっちりと土地を知る必要がある。
土地についてよく調べてみよう。
土地の情報は契約時にもらってるいろいろな資料がある。
その中に、各地点の座標が記されているのを発見。
その座標値をエクセルでまとめてみたら、どうやらメートル単位の数字のよう。
基準点は300m位違うのでどっかの標準点を使っているんだろう。造成時の値なのかな?
その南西の端を(0,0)として相対座標で表示してみる。
それをプロットすると、平行四辺形になる。これが土地の形で間違いなさそう。
また、座標値から角度を計算してみたら、あら本当に傾いているみたい。
計算上は25.8度南南西を向いている。
この角度はGoogleMapで見るのと同じようだからこの考え方は間違ってないのかな?
次に北側斜線というものを考えてみる。
北側斜線の計算方法は、隣地との北の境界からの距離×0.6+5(m)が高さ制限となるとのこと。これはこの地域だけの制限なのかな。
1種低層での高さ制限は10mだけど、この土地はローカルルールで9mとなっている。
よって、9mの高さを取れる距離はLx0.6+5≧9。だからL≧6.67m。
図示するとこんな感じかな。
家が建てられるのは赤い斜線の部分。
1mというのは隣地境界から1mはダメっていうこれまたローカルルール。
で、計算すると約6.67mも北側の境界線から離れなければ9mの高さフルに使えないということ。
いやぁ。真北に隣地があったら大変ってことか。。。
この制限があると陸屋根は不利なのかな。うちは陸屋根にするつもりはないからいいけど。
こういう制限のところの屋根には寄棟がいいんだろう。
でもそうすると太陽光パネルの乗る面積が減ってしまう。。。
太陽光的には片流れだろうけど、北側斜線には相当不利。
なんとか切妻にしたいなぁ。
で、上の図は真北に隣地がある時の考え方。
我が家の場合は北には道路。道路斜線っていうのもあるみたいだけど、うちの場合北側斜線のほうが大変だから道路斜線は考えなくてもいいよってことだったかな。
で、その北側斜線を我が土地の約25.8度傾きで計算してみる。
真北の境界から6.67m離れた場所というと、隣地との最短距離は約2.82m。
南北勾配の切妻屋根にするとなると、屋根の西端は隣地との境界より2.82m離れていないといけないということになる。
寄棟屋根ならもうちょっと近寄れるだろうけど、太陽光的に不利か。
ローカルルールで隣地とは1mは離れないといけないのは仕方ないし、その位は離れたいけど、2.82mはかなり損。
せっかくの広めの土地のメリットが。。。
スキップフロアにするか?
いゃ、それは外壁が多くなり高くなりそう。
じゃぁ、この北西隣地側にガレージを持ってこよう。
それならガレージ分の幅約3m必要だから北側斜線の影響がなくなる。
一石二鳥。我ながらグッドアイデア。
当初の案は東側が駐車場。
うちの土地は目の前の道路は斜面になってます。東側が高く西側が低い。
また、東側には駐車場想定なのだろう土留めが切れていて、西側にはしっかりと土留めが続いている。
なので、東側に駐車場を作るのが普通の考え方となるはず。
それを、強引に西側に駐車場を持って行くとなると、せっかく出来ている土留めを壊す必要があるし、土を掘る必要もある。
余分な費用がかかってしまう。。。
しかし、今のままでは家が小さく不細工になってしまう。
ここはお金をかけるべきだろう。。。
まぁ費用は見積もってもらわないとわからないけど。。。
ということで、当初は車の置き方を考えなおし、西側に持ってきてL型。若しくは両サイドに持ってきて凸型で考えなおすことにしよう。
コメント